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映画『告白』 [▽▲▽映画・ドラマ▲▽▲]


告白 【Blu-ray完全版】

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  • 出版社/メーカー: 東宝
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総合評価:★★★☆☆
うーん・・・なんて映画に向かない原作だろうなぁ…。
こういうのって文字と文章と単語の恐さがあるので
湊かなえさんの、さらりと描き出す恐さが
文章じゃないと伝わらないんじゃないかなぁ…と思う。
確かにショッキングな内容なんで、映像化したい気持ちは
解るんだけど、タイトル通り独白で淡々と語られる残酷な真実が
どうなっていってしまうのかが恐いので、
映像はむしろ邪魔になる気がしました。

まだ舞台とかでスポットライトとか駆使してあんまりセットに
凝らないで語って行った方が恐い演出なんじゃないかな~と
思ってしまいました。
それにしても、松たか子さんの無表情って恐い(・_・;)
飛びぬけた美人って訳じゃなくて、整っているという
カンジでもなく、独特の雰囲気を醸し出すのが上手い。
彼女の演技だけでなんとも言えない怖さを出してて
不気味な笑顔も、慟哭する泣き顔も、何もかもが恐い。

残念だったのは、犯人役の男子生徒。
演技は下手じゃないんだけど、印象に残らないし
イマイチ個性がないので、他の生徒と区別がつきにくい。
最近は無個性時代なんで、個性がある方が変だという事なのかも
しれないけど、そうじゃないんだよなぁ・・・そうじゃなくて
無印象なんだよね・・・。いい子仮面のサイコ野郎なんだから
もっとそういう表情が欲しかったなぁ・・・・
無印象すぎて顔が判別しにくいんだもん。

もう一人の犯人の男の子の方も同じで平均点の演技は
出来るんだけど、無個性で印象に残らない。
無個性時代の言い訳って通じないと思う。
だってさ、橋本愛ちゃんはちゃんと印象に残るし個性もあるよ?

演技はどの子も普通に出来るし、
下手じゃないけど印象に残らないって…
どの業界にも言える事なのかもしれないけどね・・・

漫画も編集さんに言わせると、驚くぐらい絵の下手な投稿者って
ほとんどいなくなったらしいの。
資料とかテキストとか入門書が、次から次へと出されて
ひどいと「パンツの描き方」「おっぱいの描き方」なんて
パーツごとの入門書まである。そんなもん自分で自分の好みを
開拓しろよ!ってのは、オッサンとオバはんの発想であって
全部資料が揃ってて、全部入門書があるので、
及第点は取れるけど、面白くないし個性もない…のに
時々その無個性がウケる事があるんで、捨て置けないし
難しいと言う。

でもまあこれは、漫画業界でしかも少年誌のハナシなので
一緒くたにはできないカモしれないけど、俳優業の中にも
そういった風潮があるのかもしれないよね。
不細工でも演技が下手でもないし・・・・でも、演技が
印象に残らないし個性もない。
俳優って実はものすごいハンサムでなくてもいいし
ものすごい美人である必要性ないもんね。

そのいい例が松たか子さんじゃない?
ものすごい飛びぬけて美人って訳じゃないのに
あらゆる役柄をこなして、本当にそう見えてきちゃう個性が
あるし、どんな役をやっても、彼女の個性は消えない。
可愛さもあれば、美しさもあるし、色気もあったり
はたまた小悪魔的な要素もあるのに、今回みたいな
無表情で冷酷な復讐を遂げる女教師…って見えちゃうもん。

自分に置き換えると…私自身、自分の容姿も絵柄も才能も
あんまり優れているとは思えないし、何でだろうと思って
ガッカリしちゃう事も多いし、恵まれた人を見ると
そら、基礎レベルの低さに落ち込んでしまう事もあるけど…

信じがたい事に、人生で何度か経験したけど
こういう劣等感のある私に対して
ものすごいライバル意識を、一方的に燃やされる事がある…
私が羨ましいらしくて、嫌がらせを受ける…って事が
何度かありました(;'∀')

 私からすると、この程度のレベルのこの程度の才能の
この程度の成功が、そんなに妬ましい?
いつでも人生代わりますけど?ってなハナシなんだけど
努力しない人間って、人のささいな幸運妬むじゃん?
それで、自分の境遇や待遇が悪いってグチグチ言うし、
何の努力もしない人に限って、
「自分は特別扱いされない!恵まれてない!」って言うんだよね。
(私ってライバル視しやすいんだろうね。ハードル低いから)
    ↑
志が低い人って、自分より下をライバルとするからさ(;'∀')


つまりはさ、私がいいなぁと思って羨ましいと思っている
才能や容姿や成功を誇っている人でも、
私が相手に「羨ましい!あなたになりたい!」と訴えても
相手はきっと同じように
「え?私程度が羨ましい訳?どんだけ恵まれてない人生
送っているの?」って、思うんだろうなぁと推測できるのよね。

つまりはだ、与えられた容姿や環境や個性や才能・成功ってヤツは
その人にふさわしいだけ与えられてて、それを自分でどう受け止めて
どう発揮していくかが問題なのかな~と思うので
無個性であるって事はきっと、自分じゃないものを見本に
借り物の演技をしているような気がしちゃう。

演技が下手でもいいし、ブサイクでもいいんだよね。
それを跳ね除けてしまう演技って、その人にしかできない事が
あると思うんだよね。
誰かの演技の真似しているような演技は、人の心は
動かせないって事なんだな~と思った。

ってな訳で、私自身としてはどんなに絵柄が気に食わないって人が
いたとしても、変えたりすり寄ったりしないで、自分がいいなと思う
ものを貫くしかないし、私の考えたハナシがクソつまらないと
言われても描きたいものを描いていくしかないんだなと思うのよね。
そりゃ、プロだから商業的な事はさておきだけど(・_・;)

湊かなえさんの世界観って、どれも若者の群像劇が多いけど
純粋に生きている人物像がいつも輝かしくて眩しいのですが
今回のは登場人物の全員がみんな悲しくて孤独で不器用で
切ないです。


告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

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  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2010/04/08
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